aoitaku Advent Calendar 2016 : 8日目 - 遥そら voice

この記事は aoitaku Advent Calendar 2016 の 8 日目の記事です。

8 日目 なので「八」にちなんで「ハ」からはじまるテーマということで、遥そらという女性声優について書きます。

遥そらについて

主にえっちなゲームに出演している女性声優です。2011 年頃から活動しています。
キャラクターの演じ分けが上手く、幅広く役をこなすことに定評があります。

大図書館の羊飼いの鈴木佳奈を演じた人といえば界隈*1の人には伝わるかもしれません。

記憶に残っている遥そら voice 八選

1. 鈴木佳奈(大図書館の羊飼い

というわけでトップバッターは大図書館の羊飼いより佳奈すけこと鈴木佳奈です。
人懐っこい後輩キャラ、と一言でいうとそんな感じなんですが、彼女は言ってみればコミュ力お化けです。これだけのコミュ力を磨く経緯を想像するとつらそうな感じがあります。このへんはゲームをやってもらうとわかるんですが。
主人公の筧くんとの距離感も、登場から持ち前のコミュ力発揮させて絶妙な距離を取るんですが、筧くんはこのへんのことを割と早い段階で見抜いていまして*2、そこを見抜かれたというか見透かされた佳奈すけはだんだん筧くんのことを意識するようになっていきます。
と、まあ、シナリオの展開によって割と感情の振れ幅のあるキャラクターなんですが、この感情の振れ幅の表現がうまくて、ちょっといたずらっぽい声音の軽妙なやりとりから、仲が深まってからの甘えた感じまで、終始魅力尽きないヒロインでしたね。

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バックで流れてる君だけの Day Star もめっちゃいいですね。

2. 蓮ヶ瀬水菜(ココロ@ファンクション!

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猫っかぶりのお嬢様です。ぼくがお嬢様好きなのでどうしようもない。
この動画は猫かぶってるモードです。こういうちょっと落ち着いた演技もまたいいんですよね……。
ところがこの子、本来の性格は言いたいことをはっきり言う子で、気心知れた相手には遠慮のないところも見せてくれるようになります。
水菜は同級生なので、後輩キャラをやるときより大人っぽいトーンで喋ってます。

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あまあまモードだとこんな感じです。いけませんね……とてもいけませんね……。

3. 紅藤友梨亜(サキガケ⇒ジェネレーション!)

自己紹介デモ動画とかない感じなので体験版の登場シーンを。

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魔女っ娘です。めちゃ性的な格好しててどきどきする……。
後輩キャラなので幼なめ遥そら voice です。
この子は妹の親友なんですが、こういうちょっといたずらっぽい後輩キャラめちゃくちゃいいんですよね……あまあまな声でからかってからのいたずらっぽく笑うのめちゃくちゃよくないですか……。

主人公の秀穂くんには割と最初からそこそこ好感を寄せてる感じなのは、敦盛に対するぞんざいな態度からわかると思うんですが、これってあくまで親友のお兄さんに対する「あ、なんかちょっといいな」くらいの感情です。
ところがこれがコロっていってからがはにゃ~んって感じで、いやあよくない、非常によくないですね、何によくないかって身体とあとたぶん脳とか耳もおかしくなると思います。みんなでおかしくなろう!

4. 因幡めぐる(サノバウィッチ)

これまた後輩キャラです。コミュニケーションがちょっと苦手なぼっちの女の子です。コミュニケーションが苦手な、というのは、他人に踏み込むのにちょっとためらいがある感じで、ある程度親しい間柄なら異性同性の別を抜きにして軽口も言い合えるような感じで、遥そらー!って感じする子ですね。
佳奈とはタイプが違うんですが、根っこのところは似ているような気がします。人間関係で悩むタイプの役をやったときの遥そら voice 、普段の明るい調子とのギャップがたまらないんですよね。
佳奈すけは素直になれないところは仮面で隠しちゃうんですが、めぐるはちょっと素直になれないところがわりと表に出ちゃったりしてて、そこがまた可愛いと思います。

自己紹介デモ動画とかなかったと思うのでおまけ動画置いときます*3

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5. 不知火祈(花咲ワークスプリング!)

自己紹介デモ動画とかないので体験版。メインヒロインなのでのっけから登場します。

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祈はめぐるとは別の意味のぼっちな女の子です。祈は他人と関わることを極端に避けていて、自分から積極的にぼっちになろうとしています。クールというよりは冷めた感じの、抑えめのトーンなんですが、のっけの気遣う感じとか呆れ声とか、こういうところには人間味があります。どこか人間を嫌いになりきれてない人間嫌いって感じがして、そのへんのあっあっ、ウザいって言われるのいい! 冷たくされるのいい! サイテーって言われたい……!!

祈も感情の振れ幅感じさせるキャラです。
普段感情抑えめのキャラが、思わず感情があふれてしまうっていう感じになるところは本当にめちゃくちゃよかったです。

6. 宮国朱璃(千の刃濤、桃花染の皇姫)

遥そら出演作でぼくがやった中では一番新しい作品ですかね。オーガスト作品への出演は佳奈すけに続いて二作目で、こっちはメインヒロインです。
キャラ紹介デモ動画がないので体験版プレイ動画でご紹介。きわめて個人的な要望なんですけど大図書館みたいに紹介動画ほしいですね……。

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朱璃は亡国のお姫様でして、毅然として凛とした立ち居振る舞いがかっこいいヒロインです。 が、このお姫様、お転婆なところもあってですね、結構素っぽいリアクションする場面が多くて、突拍子もないことを言われたりすると「は?」とか「はい?」とか「はあ!?」とかいうんですけど、素の声で「はあ!?」って言うこの声がねー、なんていうかめちゃくちゃ素っぽくてマジで遥そらが「はあ!?」って思って言ってるんじゃないのかってくらい自然な「はあ!?」になっててめっちゃ好きなんですよね。繰り返し「はあ!?」だけ何回も聞きました。めっちゃいい。体験版でも何箇所か聴ける場面あるので聴いてみてほしいところです。

朱璃は言いたいことをはっきり言う一本筋の通ったキャラクターでして、ズバズバと自分の意見を理路整然滔々と語るシーンがあってこれがめちゃくちゃ格好いいんですが、不意にその芯がブレたりすると、普段の凛々しさから一転めちゃくちゃ弱くて脆くもなる、そういうときの弱さとか脆さとかがちゃんと声に出るんですけど、そのへんやっぱり感情の振れ幅なんですよね。

7. 黒木未知(ノラと皇女と野良猫ハート)

ノラととに関してももう多分説明とかいらなくてこの動画見てもらうだけでいいと思います。

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TV でショートアニメ放映するとか続編が出るとか今後も楽しみな作品です。

8. 雪村涼乃(ウィッチズガーデン

ラストを飾るのはウィッチズガーデンより雪村涼乃です。ぼくが最初に遥そら voice を認識したキャラクターでして、めちゃくちゃ印象に残っています。涼乃から遥そら voice の虜になりました。
ミステリアスかつクールな感じの魔女です。
比較的はきはきした役をやることが多いのですが、涼乃は落ち着いたトーンで静かに喋ります。涼乃は基本的に他人とあまり積極的関わろうとしないので、最初のほうは冷たそうな印象があるのですが、親しくなっていくとちょっとずつ心を開いていく感じがあります。一本芯のかよったキャラクターでして、ここぞというときは凛々しくきりっとした雰囲気をまといます。そのへん声で表現するの声優ってすごいなと思うんですが、一方、ささやき声は耳から脳みそまで変になるかと思いました。めちゃくちゃよくて溶けそうになった。というかちょっと溶けました。

動画あります。

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あ……だいぶ溶けた……。

以上、遥そら八選でした。なお他にも出てるゲーム知ってるんですが未プレイです。逆に言うと八選っていうのはこれプレイして出演してたゲーム全部ですね……全部覚えてるわ……。

ぼくは感情の振れ幅に弱いっぽいらしいぞということに最近気が付きまして、たとえばお嬢様キャラが好きだったりするんですが、それって普段気丈に振る舞ってるキャラがふとしたきっかけで脆さがあらわになったりする展開が好きなんだろうと思います。遥そらもお嬢様キャラやることが割と多くて、声が好きとか演技が好きなのに加えて演じてたキャラも好きになりやすいキャラ多かったかもしれません。もちろん感情の振れ幅の表現がよいから好きになったというのは間違いなくあると思います。

で、ぼくが感情の振れ幅の話をするときにどうしても話しておきたい女性声優がもう一人いるんですけど、またの機会にその話をしたいと思います。お楽しみに!

*1:どこ?

*2:筧くんもまた観察力の化物なのでした

*3:この動画はフィクションです