coinhive の話

これ「他人のコンピュータのリソースを勝手に使って利益を得る行為だから悪いことだろう」っていう理屈はわかるんだけど、その理屈と「ウイルス作成罪」での逮捕ってのはやっぱ無理筋なんじゃないですか。

争点の一つに「同意していればOK」というものがあって、たとえば「他人の土地を勝手に使ったら違法」とかっていうたとえがある。そのたとえもわかるんだけど、ウイルス作成罪と何か関係ありますか。

ここ論点が錯綜してるところだと思うんですけどウイルス作成罪の範囲を拡大することの危険性っていうのも論点にあって、拡大解釈がいきすぎれば、なんでもかんでも恣意的にウイルス扱いすることで家宅捜索し放題、なんなら個人所有のコンピュータ内のデータを検閲することに利用することだって可能じゃないですか。もちろん可能性の話であって蓋然性がどうかっていうのはぼくは正直よくわからないんですけど、ただ、今回の件をウイルス作成罪として立件したことは、すでに濫用が始まってしまっている、と感じています。

かといって法的に真っ白かというとそれもけっこう難しいんじゃないかなというところもあるので、納得のできるプロセスで、納得のできる理由で立件すべきですよね、と思います。
たとえば、電気窃盗に近いと思うんですけど、どうですかね。もちろんこれで立件するのは難しいと思いますけど。