ドラクエ2のこと考えてる

なんか勢いで書いたんだけどなんで書いたのか思い出せないけど下書きにあってまとまった量の文章があったので蔵出ししておきます。

ぼくは一番好きなドラクエはと聞かれたら200ミリ秒でドラクエ2と答えるのですが、ドラクエ2ってよくわかんないことがたくさんあるんですよね。
まあドラクエ1もなんですが、ドラクエ1は世界が狭いのでそれほどでもないんです。でも2はそうじゃない。
まず、少なくとも国が5つある。ローレシアムーンブルクサマルトリアラダトームデルコンダル。なのに、ドラクエ2時点で、勇者の末裔として立ち上がったのがローレシア王子ムーンブルク王女サマルトリア王子の三人です。サマルトリアには王女もいますが、だとして、ロトの末裔がこの三王家で、100年ものあいだどうやって血族を維持してきたんでしょう。
初代国王はどこかから王妃または王配となる人物を迎え入れたことになると思います。早逝する可能性があるので子供をひとりずつしか産まないってことはなかろうと思うので、そうすると王子や王女は複数人いたはずです。実際ドラクエ2時点でサマルトリアには二人います。
で、まさか全員三王家内で婚姻させるわけにもいかないので、どこかから人を迎え入れることになるでしょう。王家から出すこともあるでしょう。そうするとロトの血を引く人間というのは、実は三王家以外に存在してもおかしくない……ということになります。
さて、ラダトームデルコンダルという国家は存在していますが、どうやらこれらにはロトの血は入っていないようです。
デルコンダル王家は政治的に繋がりを持つ必要がなかったかもしれませんし、ラダトーム王家はローラ姫の実家なので、血が濃くなりすぎるを避けたかったかもしれません。
ロトの血のバックアップとして、三王家の分家……たとえば公爵家などが存在している、と考えるほうが自然そうです。
ドラクエ2時点でロトの血のバックアップについてなんら示唆がない……たとえ容量が理由だったにせよ、そうである以上は、当代の分家に魔王と戦えるものがいなかった、と考えておくのが妥当です。むしろ勇者が三人揃ったことのほうが奇跡的ではありますが、逆に勇者が三人揃ったことにハーゴンが危機感を抱いてムーンブルクを襲撃したとすれば、一定の説得力があります。

ドラクエ2の後、ローレシアムーンブルクが結婚する、という話が、小説版などに描かれています。ぼくはそれもロマンがあって嫌いではないのですが、現実的にはあまりなさそうだ、と思っています。
三王家内で結婚を繰り返すのは血が濃くなりすぎるリスクがあります。
親の世代で外から血を入れているなら、ムーンブルクの王女と結婚できても不思議はありませんが、だったらサマルトリアの王女のほうがいいでしょう。ムーンブルクの王女ムーンブルク王国を継ぐ必要があるので、ローレシアに嫁入りするわけにはいきません。サマルトリアには跡継ぎがいるので大丈夫です。もっとも、ローレシアの王子を婿に出して、上述の公爵家(仮)の嫡男を王につける……という可能性がないこともないですけど、国民がもとめるのは世界を救った勇者の治世でしょうね。それがうまくいくかはともかく。

ムーンブルクはどこから婿を迎え入れるでしょう。サマルトリアはどこから嫁を迎え入れるでしょう。その候補となる家は、ドラクエ2の開始前から存続している可能性が高いです。ドラクエ1の勇者がアレフガルドの外に旅立つ前からいた土着の民族かもしれませんし、ひょっとするとドラクエ3の勇者一行の末裔かもしれません。そんなことを考えるとワクワクしてしまうのです。