劇場映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を観た

原作未読。TVアニメしか観てないんだけどちゃんと原作読みたいと思った。TVアニメは13話でヒロイン5人の掘り下げをやるというわりと忙しい展開ながらもコンパクトに構成していて、要所は丁寧に描かれていて見応えがあった。

劇場映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」は、そこまでの流れをすべて踏まえた上で、ひっくり返しながら、観終わった後にさわやかな気持ちになるいい映画だった。映像だからこそできるリフレインの演出などはこの作品のテーマにきわめてよくマッチしているし、最後の「宿題」からのシークエンスは実に印象的でよかった。

TVアニメ観てても思ったんだけど、鴨志田一氏、さくら荘のあとアニメの脚本を書くようになったからか、台詞回しが以前に増して洗練されている気がする。原作未読なのではっきりしたことは言えないんだけど。

それしてもえ〜なんでこれ原作読んでなかったんだっけってなる。タイトルが「電気羊はアンドロイドの夢を見るか?」のオマージュなのであつかう題材はもちろんそういう題材になるわけで、そういうのはぼくはぜったいに好きやんけ。まあでもおそすぎることはないので今からでも読む。