バグと魔法使い

というパズルゲームで遊びました。

どんなゲームかというと、頭の上のライフを消費して殴り合ってすべての敵を倒すのが目的のWWA風味の倉庫番です。どのへんが倉庫番かというと敵の頭の上にあるライフを押せる。通常ライフは頭の上にくっついていて、移動に追従します。障害物に遮られると追従できなくて途切れます。途切れたときに頭の上からライフがなくなると死。逆に敵のライフを押して頭の上からライフを消せば倒せます。つまり殴り合いに見せかけてライフを押して動かしていくゲームなので本質は倉庫番。なんだけどライフを押すための道を作るためには殴り合いが必要な場面もある、という感じ。

直感的にはRPGだとライフは温存して進むのが正しいんですが、このゲームは倉庫番です。自分の上にあるライフはときにどこかの目的地まで運ぶ荷物であり、ときに目的地までの移動を遮る障害物であり、なので敵を殴るということは持っていくべき荷物を消費することでもあり、邪魔な障害物を消すということでもあります。最終的にライフが1しかなくてもすべての敵を倒しきっていればいいので、ライフのやりとりを計算してどの順でライフを運ぶのかを考えることになる。これは完全に倉庫番です。

これがモチーフを荷物にすれば倉庫番なので倉庫番の脳で考えられるんですが「戦闘でライフを消耗する」というメタファーにした結果頭の上のライフは大事にしなければいけないという直感をプレイヤーに抱かせることになり、ひらめきに一工夫必要になる。ステージもそういうふうにギミックが組まれています。

全100ステージをひととおりクリアした後にはプレイヤーの頭にあるのはただプレイヤーに追従するだけの荷物だという前提が持てるようになっていて、盤面上のライフの総和からどの順で何をすべきか判断するようになっていました。思考のベースが切り替わって解法がぱっと思い浮かぶようになると脳汁がやばい。

おもしろかったです。

50ステージ以降は特に難易度が高めで、柔軟な発想をどれだけできるかどうかが鍵になってきます。特に100ステージはこれまでに解いたステージのことをぜんぶ思い出して何をどうするのか考えていくのが楽しかったです。ほかの人の解法みたらそんなこともできるんだという驚きがあり、奥ふけえ……となった。

いちおうえっちなゲームなので大人の方はぜひ。大人になってから遊んでね。まあなんか全年齢版も出そうな気はします。