aoitaku Advent Calendar 2017 : 6日目 - わたしたちは匿名ではない

この記事は aoitaku Advent Calendar 2017 の 6日目の記事です。

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きょうは12月5日です

きょうは12月5日です。


Advent Calendar の3日目と4日目はそれぞれ記事が予定されているので時間ができ次第書き起こされ、いずれ公開されるでしょう。

aoitaku Advent Calendar 2017 : 2日目 - なんてことない一日

この記事は aoitaku Advent Calendar 2017 の 2 日目の記事です。

中学のときに入院して以来午前中に起きることを一週間以上に渡って続けたことがほとんどないのですが*1、なんと今日*2で午前中に起きる生活が13日も続いている。明日も午前中に起きるでしょうから二週連続がほぼ確定しています。
これはいまのぼくにとっては驚異的なことで、というのもいまの勤務先はリモート勤務でコアタイムが午後なので12時に起きても仕事に間に合うせいで、一週間ずっと午前中寝ているとかもふつうにありえる*3
恵まれた環境のことはさておき、午前中に起きる生活になって、自炊を再開するという副作用が得られました。

これが今日の晩御飯です。

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いちおうドライカレーという食べ物なのですが、「クミンの香りと唐辛子の辛味のあるボロネーゼのソースが乗った白米」という感じになってしまって、ギリギリカレーと言えなくもないけど、スパゲッティにかけたらカレー風味のボロネーゼだよな、と思いながら食べました。おいしいことはおいしかった。


どうして午前中に起きられるようになったかというと、大洗のあんこう祭りに行って帰ってきて即寝し、翌日も午前中に用事があったので午前に起きたら日付変わる前に眠くなり、そのまま寝たらやはりその翌日も午前に起きられた、というのが単に続いているだけという感じです。徐々に起きる時間が遅くなってきているのでどこかでリズムが崩壊する可能性も否定できない。

でもまあ人間は習慣が崩れることを忌避する傾向があるので、一度習慣化するとわりと持続します。最近は夜更かしして何かしないと時間がもったいないと感じることがなくなってきていて、「別に起きてから仕事するまで割と時間あるな」ということが大きい。
これはぼくの勤務状況によるところもあると思うので誰でもできるわけじゃないですけど、夜のほうが捗るとかはたまたまその状態になっているだけで別に他の時間でも習慣化したら捗るんじゃないかということを考えています。いまはまだその考えが正しいかどうかわからないですが、続けたらわかるとおもうので、破綻するまでは続けるつもりでいます。

アドベントカレンダー完走するまで続けられるといいですね。


さておき、これ完全に日記でして、アドベントカレンダーってもともと日記を書くことではなかったはずですが、口実がないとブログを更新できなかったりするし、まあ何を口実にするにせよ情報を発することはしたほうがいいので、いいと思うことにしています。もちろん明日の記事も決まってない。

*1:土日のどちらかはたいてい起きたら昼すぎだったので

*2:この記事を書いているのが土曜日の夜なので土曜日のことです。アドベントカレンダー的にはほんとうは金曜になるはずですがそれはそれとして

*3:なんなら寝坊して遅刻することもあります

aoitaku Advent Calendar 2017 : 1日目 - 映画「氷菓」見ました

この記事は aoitaku Advent Calendar 2017 の 1 日目の記事です。

上映終了前に滑り込みで映画「氷菓」を見てきました。話題の実写化です。

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Advent Calendar の季節になりました

今年は特に技術的な知見について記事を書く予定を立てていなくて、ここに個人的なことを書こうと思っているのですが、実は去年の Advent Calendar に下書きのまま止まっている記事が何本か残っているんですよね。年明けに転職してから時間の使い方がわからない時期がしばらく続いたのもあるんだけど単純に忘れてました。

というわけでそのへんの記事をあらためて書き起こす予定をしています。

なお、この記事は Advent Calendar 2017 のインデックスになります。


1日目 - 映画「氷菓」見ました
2日目 - なんてことない一日


というわけで今年も残りわずかですが風邪などひかないようにお過ごしください。

あなたのいう反「なろう小説」はなろうにあります

今更ではあるのですが。

www.megamouth.info

読んでないからだと思いますが、読めばそういう作品はあります。
何者にもなれないまま死んで転生したあと何者にもならないまま他者の承認を得る話というのは実際数多く存在するのですが、一方で今回の人生では何者かになろうとするやり直しの物語であるようなものも少なからず存在していますし、いまだ累計ランキングのトップに君臨し続けている無職転生は実際そういう話です。主人公は徐々に万能性を失っていき、最後にはその地位は別としても普通の人の親として描かれるようになります。
あるいは、たとえばRe:ゼロなんかもまた万能ではない、どちらかというと無力な主人公を描いた話だと思っています。
実のところ、典型的なろう作品というのは数としてはとても多く存在しているけれども、各々の作品が長きにわたって支持され続けるということはあまりないのではないかという気がしています。

転生ものと転移ものもだいぶ趣が異なるよなあということを思います。

転生ものはたとえばやり直しの物語であり、後悔を乗り越える物語だと思っています。前述の無職転生や、たとえば最果てのパラディンなんかはそういう作品で、単に転生して都合のいい立場になって異世界生活を謳歌するというわけではありません。

転移ものは現状のまま異世界に行くのでやり直しではなくそもそも始まってないよね、つまり停滞からの脱却の物語になります。そうでない作品もたくさんありますけど、異世界で何らかの役割を担うことになる作品というのはそうです。このときに万能な存在になって無双する作品はたくさんありますけど、万能でない存在になってそれなりに苦しんだり悩んだりする作品も少なからず存在していて、そういう作品がランキングにないかというと相当数あります。 前述のRe:ゼロもそうですし、たとえばログホラや盾の勇者なんかも転移したことによって万能性を得たとはいいがたい作品だと思います。


それはそうといわゆる典型的なろう作品の面白さはゲームのプレイ動画を見てるようなものだと感じています。トリッキーなテクニックを使ってゲームの進行を飛躍させるときの面白さに似ています。あんまり主人公に感情移入して読んでる感じはありません。俺もこうだったらいいのになあみたいな素朴な気持ちを主として読んでる人ばかりではないように思っています。

ロングソードは長い剣

RPG によく出てくる武器にロングソードというものがあり、そのまんま長い剣のことなのだが、日本のファンタジーフィクション界隈には「馬上で使うための長剣」という説がある。 Wikipedia の日本語版の記事 でも「狭義には中世後期に一般化した馬上で用いるために伸長した剣の類別である」とあり、また「1350年から1550年に作られた後期のロングソードは、鋼が用いられるようになったことで、初期のロングソードと比べ細く薄い刃を持ち軽量化が行われている。この形状の変化は馬上で戦う騎士たちへの配慮でもあり、細長く鋭い形状は(加工精度や防具との相性もあり)切るよりも馬上から突くことに主眼を置かれている」ともある。
ぼく自身十数年前にこの説を知ってから数年前までそうだと思っていたのだが、あるときに「これってほんまかいな」と思って、英語圏での longsword の語義や用例について当たってみたことがある。

英語版の Wikipedia の longswordを見てみよう。こちらは日本語版のページよりも信頼できる出典が示されているように思う。

The term "longsword" is ambiguous, and refers to the "bastard sword" only where the late medieval to Renaissance context is implied.

'「ロングソード」という語彙は曖昧であり、中世後期からルネサンス期にかけての文脈にかぎっては「バスタードソード」を指す' とある。
「バスタードソード」も指すところがやや曖昧だが、英語版 Wikipedia の剣の分類 ではどうやら片手半剣を指すようなので、たぶん片手半剣だろうと思う。つまり中世後期からルネサンス期にかけては、ロングソードといえば両手でも扱えるくらいの長さの剣ということになる。

もうちょっと読んでみよう。

It remained in use as a weapon of war intended for wielders wearing full plate armour either on foot or on horseback, throughout the late medieval period.

'中世後期を通じて、徒下あるいは馬上のフルプレートアーマーを着た者向けの武器として使われていた' とある。次を読むと、

From the late 15th century, however, it is also attested as being worn and used by unarmoured soldiers or mercenaries.

'しかし、15世紀後半から、鎧を着ていない兵士や傭兵にも使われていたことも明らかになっている' ――つまり、longsword は別段徒下か馬上かにかかわらず、むしろ単に「騎士」階級の武器(全身鎧で武装できたのは充分に裕福な騎士階級だけだったと思われる)だったが、後に兵士や傭兵も使うようになった、ということなので、たしかに「騎士」のための武器だったが、特別馬上で使うことだけを想定して発展した武器というわけではないように思う。

中世後期のドイツの剣術のテキストには、徒下の剣士が片手半剣を持って戦う挿絵が示されており、これを見た感じだとロングソードはべつに馬上だけの武器じゃないんじゃないのかな〜という気持ちが強くなる。

また、こうも書いてある。

"Longsword" in other contexts has been used to refer to Bronze Age swords, Migration period and Viking swords as well as the early modern dueling sword.

'別の文脈での「ロングソード」は、近世の決闘用の剣はもちろん、青銅器時代の刀剣類、民族移動時代、およびヴァイキングの刀剣類を指すときに使われる' とある。日本語版 Wikipedia のいうところの '広義には西ヨーロッパの刀剣史上に存在するあらゆる刀剣を「長さ」のみで類別した名称' というのはおそらくそんなに外れてはいないと思うが、この書き方もちょっと語弊があるように思う。

さておき RPG においては片手半剣はバスタードソードとして別に登場することが多いので、ロングソードは単に「ソード」の枕詞として「ロング」を添えているだけではあると思うし、その文脈でいくならヴァイキングの剣のような長さの剣を指してロングソードだというのは別段外れてはいまい。殊更に狭義のロングソードは馬上での利用を想定しているという必要は特になかろうと思うし、少なくとも英語圏においては、その狭義のロングソードも別に馬上で使うことだけを想定しているわけでもない、文脈も中世後期からルネサンス期に限られる。

本に書いてあることだからといって鵜呑みにしてはいけないなと思ったし、ちょいちょい書いてる語源についての記事も、動機としてはこの一件がある。ちょっと剣のことを記事に書いてたので思い出して、こうして記事にしておく。

Wikipedia の日本語版は出典の信頼性が低いことも往々にしてあるということを頭の片隅に入れておいてほしい。もちろん必ずしも英語版が正しいというわけでもないので、そこも留意されたし。いろんな観点から資料をあたるのが大事、ということで。