日記を書き始めて変わったこと

昔は公開しない日記を書くことがどれくらい精神衛生に有効なのか全くわからなかったが、毎日日記を書いて自分の内面を省みることをするだけでブログで八つ当たりをしたいという気持ちはほとんどなくなったように思う。
Twitter を見ている時間もかなり減った。Twitter を見なければ Twitter 経由の負の感情が発生しないので、これも多分に影響していると思う。

Twitter で情報を発信することにはもはやあまり意味はないと感じている。情報発信ツールとしてはほとんど壊れていて、別の方法を考えたほうがいいんじゃないかと思うくらい。身内のコミュニケーションは別にどこでもできて、Slack や discord があれば別に Twitter じゃなくていいかなあという感じ。だから逆に Twitter は知らない人をリストに放り込んで RSS フィード代わりに使うほうがまだ使えるかなと思うんだけど、トピック単位じゃないからこれもあんまり意味がない。トピックをフォローするとかいう機能は全く信用していない。結局プロモーションのための機能だと思う。

口コミ効果が有効な時代も終わりつつあると思っている。第三者の評価もその第三者自身が自分の承認欲求を満たすなり広告収益をあげるために誇張や虚飾を施すようになってきていて、たとえば YouTube のレビュー動画とかはだいたいタイトルがギリギリ嘘にならないアオリ文で興味を引くやり方をしているところが目立つし、Twitter にしても大差ない。こんな環境の口コミにホントに意味ある?って疑ってる。実際にはまだ効果があるからそういう手法が成立しているんだけど、自身が望む情報にアクセスするのが難しくなる一方だから、いつまでもは続かないだろうというか続いてほしくない。

個々人がリテラシーを身に着けて自分の基準で価値判断をする人が増えれば環境が変わっていくと思っているが、それはもう四半世紀前から言われていることではあり、まだまだ人類が情報社会で生きていくには困難が避けられない。というか、情報の新陳代謝の速度が異常に早くて、これが困難さに拍車をかけているから、もうちょっとゆっくり情報を吟味するようにしてもいいんじゃないかと思う。

新刊は出て一週間以内に売れないと続きが、みたいな話とかも、読み手に情報を吟味させる時間を奪うから悪だと思ってるし、最近はもうそういうの考えずに、自分がいいと思ったものをいいと思ったタイミングでマイペースに受け取っていくのがいいと思っている。

そのへんの振り返りをするのに誰もいない個人の discord サーバは理にかなっている。1ヶ月くらい運用してみて悪くないなと思っているから、今後も飽きずに続いたらいいなと思う。