個人用discordサーバ立てた

個人用なので特に公開とかはしないんだけど立てた。何の報告やねんという感じだけど、blogに書く前段階の思考のバッファとして、discordがけっこういいなと思った。slackでなくdiscordなのは、チャンネルのカテゴリわけが無料で使えるかどうかの違いだけで、別にslackでも管理できるならslackでよいと思う。slackならリマインダーが無料で使えるがdiscordだとbotの有料機能を使う必要がある、など一長一短ある。

いわゆる壁打ちという行為、自分しかいないので自分の意見だけが濃縮された空間になりやすい。言語化しなければ自身に影響を及ぼさないような思考がうっかり表面化して負のサイクルを招く可能性と向き合っていく必要がある。

王様の耳はロバの耳において、誰にも言えないことを葦に向かって発するエピソードがあるが、完全に外界から閉鎖された空間上の葦が人間の言葉を発しても、誰に咎められることもない。ただ自分だけはその空間にアクセスする術がある。よって、明日、明後日の自分が見ることを意識してやっていくほうがよい。

葦が明日明後日の自分に向かって余計なこと言わんように、ということをコントロールできないくらいのときは、チラシの裏に書いてゴミ箱に捨てるのがよい。

今日日新聞を取ってる人間は少ないと思うんだけど、そんな人におすすめの方法が、ブログの下書きである。下書きを残しておいて寝かせたもの、だいたい公開しない。ブログの編集画面を開いて適当に気の赴くままに書いて、頭を冷やしてから読み返して公開しようというつもりで下書き保存して、それはそのまま下書きというゴミ箱の中で眠り続ける。

保存せずに捨てるのでなく下書きに残す行為がけっこう重要で、そこで吐き出すという動作が完了する。これが完了しないと気分的にすっきりせず、吐き出した感じがしない。まあ人によっては公開するまで吐き出した感じがしないという人もいるかもしれない。ぼくはそういうことはないので下書きだけで満足できる。下書きだけで満足できる人間は、なんかしんどいときに、しんどいぞということをブログの下書きに書くだけでなんとなく楽になると思う。

葦が明日明後日の自分に語りかけないようにする工夫は、人によっては違ったりするだろうけれど、ぼくにはこれが合っている。過去の自分の思考をトレースした葦に囲まれるエコーチャンバー、とかまったく笑えない。

ぼくの discord の個人用サーバはそういう切り離された空間があることで成立している。discord には nsfw 機能とかあるのでそういうの使えばワンクッション置けたりするが、そもそも気軽にアクセスできないところにあったほうが心理的安全性が高い。同じ場所でなんでもかんでもやろうとしないほうがいい、ということを感じる。

個人用サーバには読んだマンガとか本、遊んだゲームの感想を短くまとめて書くようにしている。ブログに書くほどの量でもない、人に見られることを意識しない気軽な言葉選びができる、なんだかんだで利点がある。あんまり悪い言葉を使ってもよくないが、悪い言葉を使わないように配慮し続けるのは息苦しい。各プラットフォームのレビュー機能はあなたの日記ではないが、あなたの日記にはあなたの日記を書いてよい。

あとは単純に毎日一、二行程度の日記をつけるようにした。昔は日記つけることは全く続けられる気がしなかったし、続けることに意義もあんまり見いだせてなかった。今も意義があるかどうかはわからない。ただなんとなく、これまでブログを不定期に書いたり、ツイッターを続けてきた経験から、過去の自分の振る舞いを見直せる場所があったほうがいいんじゃないかと思っている。いい面もあれば悪い面もあるんだけど、悪い面をできるだけ下書きに蔵入りさせることで、すべていい面とまでは言わなくとも、可くらいのものが蓄積されていく場所になったらいいなと思う。

この試みは discord というサービスが死ぬと終わる。その前に飽きるかも。飽きるか discord が死ぬまでは続ける。飽きないうちには discord に死んでもらうと困るので、nitro に加入したりした。生きて。明日の自分飽きないで。

こちらからは以上です。