双方向ウェブは人類には早すぎた

なろうの感想欄とか Ci-en のコメント欄とか見てると本当にそう思う。いや、ぼくとて作品の感想を書くときには相応に悪口を書いている。悪口になるなと思っているからこういう個人ブログとかそんなにフォロワーの多くない Twitter でやっている。Twitter はブログより検索されて見つけられやすいのでもうちょっと慎重に使ったほうがいいと思うんだけど、とまれ、できるだけ作者に直接は届かないようにしている。エゴサして見つけちゃったのはもうしょうがない。エゴサってそういう良い意見と悪い意見の両方が引っかかるもんなので、割り切ってやってねと思う。そうではなくて、作者に直接感想を伝えるときは、もうちょっと言葉を選びましょうよ、と思う。コミュニケーション取るの下手か? こんなこと言われたらどう思うか考えたことあるか? 作者はお前の相手だけじゃなくて不特定多数の人間相手にしてるってわかってるか? などなどの言葉が思わず漏れてしまうような、そんなコメントをここ数日でめっちゃたくさん目にした。遊んだゲームが不親切だったというのはわかる、ぼくもやったからわかる、が、ちょっと不親切な部分のあるゲームを作った人がそれだけのことでなんでここまで言われないといけない?ってなるような、「わたしはこんな不親切なゲームを遊ばされた被害者なので謝罪してください」とでも言わんばかりの態度で接するユーザがめちゃくちゃたくさんいる。AppStore のレビューとか Amazon のレビューで知ってたけど。ところで DLsite はネガティブレビューは掲載しないというポリシーを取っていて、これは割と理にかなっていると思う。なんせすごいから。建設的な批判的レビューは存在しうる? そんなことは知ってますよ。Steam は割とちゃんとそういうの載ってるとこだからよく見るよ。そのうえで言うけど、批判と中傷の区別がつかない人が自分の意見を建設的な批判だと思い込んで中傷を書き連ねることは普通にある。ありすぎるくらいある。だから一律ネガティブレビューは蹴るというポリシーは一貫性がある。建設的かどうかという軸にするとこれは判断がむずかしくなる。まあ実際にはあんまり褒めてないレビューもある。褒め方が下手で悪いところ引き合いに出さないといいところを挙げられないレビューとかもまあ見かける。でも褒めようとしてるのはわかるから、そういうレビューが蹴られないのは納得する。

ぼく自身もなろうで「御高説たまわり甚く感謝」としか言いようがない感想をもらったことがある。10年前の作品について作者の技術不足を指摘してどうすんの?と返そうとも思ったが、喧嘩したくてなろうで書いてるわけじゃなかったのでどうもありがとうございますの一言を返して、感想の受付を停止した。で、ついこないだもう忘れてるだろうと思ったので当該の感想を削除した。二度と見なくて済むが、記憶を消すには至らない。

まあそういうことがあったのでげんなりすることが多く、もういっそ個人サイトの時代じゃないか、ということを半年くらいずっと思っている。思っているが、個人サイトのメンテをする時間が取れてないので何もしていない。これじゃ個人サイトなんて運用できねえわ、はは。

言いたいことは何かって言うと、何かしら作品の受け手として作品に物申したいことがあったら、作者のフィールドじゃなくて自分のフィールドでやりな。作者の感想欄は作者の部屋くらいに思ったほうがいい。作者の部屋に上がり込んで作品にケチつけるの普通にやばいでしょ。自分ちでやりな。

寝不足で荒ぶってるが、こちらからは以上です。