今更ドラクエ3リメイク版をクリア

FC版の記憶もおぼろげなのでほぼ初見に近い。

勇者は性別女、性格はセクシーギャルに。セクシーギャルよりタフガイのほうが強いという声もよく聞くが、しんりゅう撃破を見据えるとタフガイではMPが伸びずに苦しくなることが目に見えている。そこで種を使って育成になると思うが、セクシーギャルにスタミナのたねを投与するほうがタフガイにかしこさのたねを投与するより使う種の数が少なく済むと思った。序盤にHPが低くてきついらしいがどうなるか。

二人目は商人。商人の町のために一人は商人が必要なんだけど、船入手後にそのためだけにレベル1の商人を作るというのはあまりにあんまりなので、最初から連れて行く。そのほうが愛着が湧くやろ。性格はタフガイで、壁役を担ってもらうことにする。

三人目は盗賊。序盤のダメージソース兼、宝探し要員で、後で賢者にする。

四人目は僧侶。僧侶の呪文をザオリクまで覚えたところで魔法使いにし、賢者のアナログにする。賢者は育成に時間がかかるので、だったら最初から僧侶→魔法使いで一回の転職で済ませたほうがいいんじゃないかという考え。魔法使いは僧侶と違ってみずのはごろもが装備できるのと、メガンテを覚えさせないために僧侶を途中で止めて魔法使いにする、という手順を踏む。


この四人で開始してみたが、最初に大量の敵が出てくると結構きつい。きついが、レベルが2つ3つ上がれば特に問題なく戦えるようになる。ロマリアまでは難なく進行。ロマリアからは割と自由に進められるようになるので、逃げて宝箱開けまくってアイテムを集めて、集まったアイテムを売って装備を充実させる。序盤の能力の低さは装備である程度カバーできる。うん、勇者のHPは確かに低い。低いが、これが問題になることあるか? 雑魚戦で求められるのは継戦能力で、最大HPはホイミとやくそうでカバーできる。最初のボスである一回目のカンダタは、ピラミッドでレベル上げをしてから向かえばレベル差でゴリ押しできる。正直あんまり問題なかったなという印象。一方、序盤の勇者はかしこさがそんなに成長しないのでタフガイで育てて途中からガーターベルトのほうがよい、という話はあるかもしれない。最初からセクシーギャルならほしふるうでわを装備できる。盗賊のはがねのムチと一緒にやいばのブーメランを先んじて打ち込めるので道中は思ったより楽だった。僧侶もこの時期はモーニングスターでグループに打撃を与えられるので、雑魚戦では仕事がある。

ダーマ神殿で盗賊を賢者に転職させ、メタルスライム狩りでレベル上げ。スクルトがあればカンダタ二回目は特に苦労しない。しばき倒して船を入手し、商人に町を作らせ、あたらしい仲間を加えにルイーダの店に向かう。

あたらしいメンバーは魔法使い。この先僧侶の呪文で必要なのはラリホーフバーハくらい。ラリホーはエルフの里で杖を買えば魔法使いでも使える。フバーハは一人いれば充分。僧侶はもういるし、賢者もいる。それよりもスクルトバイキルトがほしい。こうして勇賢僧魔という打撃力にとぼしいパーティが結成された。これでボス戦勝てるんか?


ボスを倒さずにできることは全部先にやる。ボスを倒さないとできないのは、ボストロールを倒して手に入るへんげのつえが必要な沈没船~オリビアの岬~ネクロゴンドを経て入手するシルバーオーブと、やまたのおろちを倒して入手するパープルオーブの2つ。

ボストロール戦。味方にスクルトをかけまくってボストロールバイキルト。これだけで安定する。勇者と賢者にバイキルトをかけて殴り倒す。しかし本当に打撃力に欠けるパーティになってしまった。

やまたのおろちはレベルを上げてゴリ押した。レベルを上げれば勝てる。これが RPG なんだよな。

バラモス討伐に向かう前の時点で、勇者のレベルは30に。ただ、僧侶はまだフバーハを覚えてないし、ベホマラーも覚えてない。しかし、バラモスは寝る。全員でラリホーを連打すれば勝てるやろ!

勝ちました。


バラモスを倒してしまえばあとはリムルダールなりルビスの塔なりでじっくりはぐれメタル狩りができるので、もう自由にキャラを育成できる。こうなるとどんなパーティでもゾーマは倒せると思う。

レベルを上げ、僧侶はレベル40で魔法使いに、魔法使いはレベル41で盗賊に転職。

むしろここに来て勇者のかしこさが異様に高いことに驚く。僧侶レベル40経由の魔法使いと同等の賢さがあるんですけど……やっぱりセクシーギャル強くないか? 盗賊レベル20で転職した賢者はやっぱりというかなんというか、魔法使いレベル41経由の盗賊とたいりょく、かしこさは同水準でちから、すばやさ、うんのよさでは水をあけられている。育成に時間がかかるとはいえ、早期に転職してしまうとやはり少し物足りない性能になってしまう気がするな。とはいえMPが200もあればしんりゅうと戦うのに充分だし、みずのはごろもはやぶさのけんを装備できるのは明確に強みではある。ところで早期に転職って早見沙織に空目しませんか? しませんかそうですか。

転職したメンバーをレベル40台まで引き上げている間に勇者はレベル50を越える。さすがにこれで負けることはなかろうとゾーマ戦に挑む。

ひかりのよろい、ひかりのドレス、みずのはごろもの耐性はやはり強く、打撃はスクルト重ねがけで対処できる。勇者のちからはカンストしており、バイキルトおうじゃのけんにメラゾーマを連打しているうちにあっさり勝ってしまった。

というわけで、本編をクリアするくらいならセクシーギャルでもほとんど困らない。道中の種は転職するキャラに使うと半分無駄になってしまうから、ぜんぶ勇者に使ってよく、ぜんぶ使うとレベル40帯で転職した仲間くらいの強さになる。

途中ですばやさの成長を抑えるためにインテリめがねを装備させたりしたが、おかげでMPは320以上あり、ふしぎなボレロ装備でベホマズンを10発打てる。ふしぎなボレロはしんりゅうを一回しばく必要があるが、一回目は35ターンとかなり猶予があるので、けんじゃのいし連打しつつピンチのときだけベホマズン、という感じで充分間に合うだろう。

盗賊はずるというかこれ使わずにプレイするのだるいなと思ってしまった。メダル集めるのが大変すぎる。

僧侶から魔法使いに転職するのは、賢者と同じ呪文を使えるキャラを用意するという意味では正解、ただしはやぶさのけんを装備できないのではやぶさモシャスは使えない。はやぶさモシャスに必要なのはモシャスバイキルトを使えることとはやぶさの剣を装備できることなので、むしろ魔法使いから戦士か盗賊に転職させるほうが向いているかも。実際、魔法使いから盗賊に転職させたのはよかったと思う。一方でこんなにMP必要なかったなとも思うので、戦士でもよかったかも。

しんりゅう戦。一回目はメラゾーマ連打で21ターン。この時点で25ターン以内なので2回目まではこれで勝てることがわかった。しかし15ターンはちょっと遠い。

やはり眠りが厄介で、起こす分だけターン数が伸びる。

方針転換、眠らされる前に倒す。いてつくはどうはそんなに打ってこなかったので、バフは使ってもいいだろう。ということではやぶさモシャスを解禁する。

5ターン目までにいてつくはどうが来たらリセット。以降は来たらメラゾーマ連打に切り替える。そして……

10ターンで撃破!

最終的に勇者以外のメンバーのHPは360~380程度。ふしぎなボレロ装備の勇者がベホマズンを安心して打てる状態だったので、1ターンで削り切られないかぎりは死なない。運悪く勇者がベホマズン先制後にのしかかり+かみくだき、次のターンに先制されてのしかかりが来たりしなければよい。イオナズンやここえるふぶき程度なら耐えられる。それよりはいてつくはどうモシャスが解けたり眠らされたりするほうが困る。今回はモシャスした盗賊と賢者が最後まで寝なかったので勝ち。

まだ2回目の勝利ではあるんだけど、15ターン以内に勝ったのでここで満足して父を生き返らせておく。後はどうせエッチなほんがもらえるだけなので。

はやぶさモシャス戦法はメラゾーマ連打に比べるとパーティメンバーのMPが少なく済む一方、いてつくはどうが来ないことを祈るゲームになってしまうが、メラゾーマ連打にせよ眠りが2ターン連続で来たりすると間に合わなくなる。1ターンのダメージ総量が多い分、こっちのほうが安定するかなと思った。

勇者がベホマズンタンクになるのはやはり安定する。そのためにはすばやさは控えめのほうがいいので、セクシーギャルである必要はあまりない。もしかするとずのうめいせきあたりでよかったかもしれん。ひっこみじあんが推されているのもわかる。ちからやたいりょくはもともと伸びがよく、ほっといてもカンストしやすい。序盤はいうほど苦労しない。最終的なステータスを見据えて性格を選ぶのがよいのではなかろうか。

遊んでみて思ったが、今遊んでも意外とテンポが悪くない。いや、テンポはけっこう悪い。フィールドマップの移動は遅いし、戦闘で敵がアニメーションするのも間延びしてしまう。しかしそれでもゲームはサクサクと進んでいく。やはりメタルスライムはぐれメタルというでかい経験値リソースの存在がこのゲームを遊びやすくしていると思う。レベルが高くなるほど快適になる。敵からの逃げやすさも上がる。転職で経験値が失われる点を差し引いても、それ以上にレベルがどんどん上がるので遊んでいて気持ちよい。あとイベントシーンも基本的にとても短い。こういう体感の軽さが、全体的なテンポのよさに繋がっている。こういうところは現代のゲームも見習うべきところがあるように思う。

今更ながら遊んでよかったと思う。ドラクエ7とかドラクエ8も実はやったことがないので次はこのあたりをやりたい。

こちらからは以上です。