クイズ振り返り

1ヶ月半くらいクイズをやっている。
これまでにけっこういろんなクイズを作ってきた。
作ってきたといっても別にオリジナルの企画は特になくて見たことある企画を借りてきて作問するというだけではある。なので、見た企画じゃなくて自分でも企画したいと思うようになってきた。
そのためにこれまでに作ったクイズの振り返りをやっていく。

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誰がために

オリンピック放送を行うという理由で夏休み子供科学電話相談が中止になった。

コロナ禍にあって子供の学習機会をどう確保するのかというのが重要な課題になっている時期に、子供の好奇心に応える貴重な機会が失われることは本当に残念でならない。
もちろんオリンピックはオリンピックに向けて出場する選手は練習を重ねてきたわけで、その機会が失われることもまた残念なことだとは思う。

ただ、毎年、普通に行われるべきことを犠牲にしてまでやる必要があるのか?というとぼくはあまりそうは思わない。だってオリンピックなんて世界中にある大会のひとつでしかないじゃん。世界選手権に出場する選手とオリンピックに出場する選手ってなんか違いあるかというとそんなに大きな差はないわけで、大会の出場者のレベルが同じなんだったら、オリンピックは4年に1回開かれるだけの世界選手権クラスの大会の一つでしかないと思っているし、なんならプロスポーツの大会はオリンピック以上にバリューがある競技も少なからずあると思っている。
オリンピックを一回開催しなかったからといってなにか劇的に変わるとは思えない。
一方で毎年積み重ねていくものは少しでも機会が失われればそれは後に少なからず影響が出ると思っている。少子化で次世代の人材確保が課題になっているから余計にそう。

別にオリンピックは開催できるなら開催できる範囲でやればいいと思う。ラジオ第一はたしかにオリンピック放送を行うチャンネルだとも思う。でも、夏休み子供科学電話相談を振替で放送できるチャンネルはなかったのか。中止にしないで済む方法はなかったのか。実際どうしようもなかったんだろうと思うだけにやるせない。

なんか子供がいる当事者でもないのにみたいなことを思われるかもしれないんだけど、未来の社会がどうなっていくのかに直結する、けっこう切実な問題だと思っているし、ぜんぜん他人事ではないと思っている。ブログに書いてなんか変わるのかというと別になにも変わらない、と言われればそれまでなんだけど……。

インターネットと掃き溜め

2ch の凋落と、かつての 2ch 民の Twitter に対するバカッターなる揶揄を思い返すに、結果論にすぎないけれど、いまにしてみればなかなかに示唆的だったように思う。

「インターネットは八つ当たりの場所ではありません」

そう思っているし、そうであってほしいと思っているけれど、実態として、2ch 以前からインターネットは八つ当たりの場所としても使われており、これからもそうだろうと思っている。

2chが八つ当たりの場所だった頃はまだよかったと思うものの、よく考えるまでもなく個人の掲示板やチャットルームが八つ当たりの場所になる時代でもあったので、2ch が何か機能していたかというと別にしていない。個人サイトが個人ブログに移行してコメントフォームが八つ当たりの場所になり、レビューサイトや SNS が八つ当たりの場所になり、やがて Twitter が巨大なインフラじみたサービスへと成長すると、八つ当たりは Twitter に集約されるようになった。依然として Amazon や AppStore や Google Play Store のレビューは八つ当たり場所であるし、そうでない多くのレビューサイトもだいたいずっと八つ当たり場所のままである。

人口が減った場所ほど治安がよい。八つ当たりしたい人間は自身の感情のぶつけ先として、人の目につくところを選ぶ。このブログもまた読まれることを意識しているし、情報を発信する行為は、おおよそ見られることに自覚的である。

逆説的に、インターネット上の八つ当たりは、人に見られない場所ではあまり行われない。

人のいない掲示板を荒らしてもしょうがない。人が見ているからこそ荒らす意味がある。

Twitter に集約されていくのも自然な流れで、そうなると Twitter という場所がひどく居心地の悪い空間になっていく。

べつにわたしは他人に八つ当たりされたくてインターネットをやっているわけではないのだけど……?

という、愚痴を書き残しておく。これは見られることに自覚的な愚痴であるので、お目汚しになることも承知の上なんだけど、人に見られるところでなければすっきりしないものがあるのも事実で、だから Twitter が愚痴集約プラットフォームとして成長したんだよなという強い納得がある。

特にオチはない。

個人用discordサーバ立てた

個人用なので特に公開とかはしないんだけど立てた。何の報告やねんという感じだけど、blogに書く前段階の思考のバッファとして、discordがけっこういいなと思った。slackでなくdiscordなのは、チャンネルのカテゴリわけが無料で使えるかどうかの違いだけで、別にslackでも管理できるならslackでよいと思う。slackならリマインダーが無料で使えるがdiscordだとbotの有料機能を使う必要がある、など一長一短ある。

いわゆる壁打ちという行為、自分しかいないので自分の意見だけが濃縮された空間になりやすい。言語化しなければ自身に影響を及ぼさないような思考がうっかり表面化して負のサイクルを招く可能性と向き合っていく必要がある。

王様の耳はロバの耳において、誰にも言えないことを葦に向かって発するエピソードがあるが、完全に外界から閉鎖された空間上の葦が人間の言葉を発しても、誰に咎められることもない。ただ自分だけはその空間にアクセスする術がある。よって、明日、明後日の自分が見ることを意識してやっていくほうがよい。

葦が明日明後日の自分に向かって余計なこと言わんように、ということをコントロールできないくらいのときは、チラシの裏に書いてゴミ箱に捨てるのがよい。

今日日新聞を取ってる人間は少ないと思うんだけど、そんな人におすすめの方法が、ブログの下書きである。下書きを残しておいて寝かせたもの、だいたい公開しない。ブログの編集画面を開いて適当に気の赴くままに書いて、頭を冷やしてから読み返して公開しようというつもりで下書き保存して、それはそのまま下書きというゴミ箱の中で眠り続ける。

保存せずに捨てるのでなく下書きに残す行為がけっこう重要で、そこで吐き出すという動作が完了する。これが完了しないと気分的にすっきりせず、吐き出した感じがしない。まあ人によっては公開するまで吐き出した感じがしないという人もいるかもしれない。ぼくはそういうことはないので下書きだけで満足できる。下書きだけで満足できる人間は、なんかしんどいときに、しんどいぞということをブログの下書きに書くだけでなんとなく楽になると思う。

葦が明日明後日の自分に語りかけないようにする工夫は、人によっては違ったりするだろうけれど、ぼくにはこれが合っている。過去の自分の思考をトレースした葦に囲まれるエコーチャンバー、とかまったく笑えない。

ぼくの discord の個人用サーバはそういう切り離された空間があることで成立している。discord には nsfw 機能とかあるのでそういうの使えばワンクッション置けたりするが、そもそも気軽にアクセスできないところにあったほうが心理的安全性が高い。同じ場所でなんでもかんでもやろうとしないほうがいい、ということを感じる。

個人用サーバには読んだマンガとか本、遊んだゲームの感想を短くまとめて書くようにしている。ブログに書くほどの量でもない、人に見られることを意識しない気軽な言葉選びができる、なんだかんだで利点がある。あんまり悪い言葉を使ってもよくないが、悪い言葉を使わないように配慮し続けるのは息苦しい。各プラットフォームのレビュー機能はあなたの日記ではないが、あなたの日記にはあなたの日記を書いてよい。

あとは単純に毎日一、二行程度の日記をつけるようにした。昔は日記つけることは全く続けられる気がしなかったし、続けることに意義もあんまり見いだせてなかった。今も意義があるかどうかはわからない。ただなんとなく、これまでブログを不定期に書いたり、ツイッターを続けてきた経験から、過去の自分の振る舞いを見直せる場所があったほうがいいんじゃないかと思っている。いい面もあれば悪い面もあるんだけど、悪い面をできるだけ下書きに蔵入りさせることで、すべていい面とまでは言わなくとも、可くらいのものが蓄積されていく場所になったらいいなと思う。

この試みは discord というサービスが死ぬと終わる。その前に飽きるかも。飽きるか discord が死ぬまでは続ける。飽きないうちには discord に死んでもらうと困るので、nitro に加入したりした。生きて。明日の自分飽きないで。

こちらからは以上です。

バトルファック(※逆転なし)←???

これまじで意味がわからないんだけど、攻防がないならバトルじゃなくない?ってずっと思ってる。

とはいえこれもローグライクみたいなふわっとしたジャンル名になりつつあるとは思っていて、要は戦闘にエッチ要素があるゲームをざっくりバトルファックって呼ぶようになってきたということなんだろう。違うんだけど。

ローグライクとローグライトの話は、本質にローグ味があればローグライクって言えばいいじゃん、と思っているのだが、ガワがローグ風でなければローグライクと呼ぶべからずという雰囲気は感じる。本質的なローグ味をもつことをローグライトって呼ぶの、わたしは変だと思うんだけど。逆じゃない?

バトルファックの話も本質的なのは攻防だと思っているんだけど、攻防の要素が薄い、あるいはないゲームがバトルファックを名乗っているのをここ最近よく目にしており、潮目が変わってきたなあと感じる。別に逆転がないこと自体はいいし、逆転なしを謳い文句にすることもいいと思う。催眠音声と市場が近いのも感じる。が、それはバトルじゃないじゃんというのは強く思うから、せめてバトルファックって名乗るのやめない?という感じ。

まだでもこれはマシな方で、ふつうのRPG戦闘で、戦闘中に敵がセクハラ攻撃をしてくるタイプのゲームでバトルファックって名乗ってるのを見て、それはもうバトルファックじゃないじゃん、となった。ジャンルは名乗る側が自由に名乗れるからこういうことが起きてしまう。

ローグライクとローグライトのときにジャンル名を乱立してもしょうがないということは書いたものの、流石に全然本質が違うものが同じジャンルを名乗っているのはそれはそれで問題だから、適切にジャンル名がついたらいいんだよなと思うんだけど、なんかなー。

それつけとけばそのジャンルのファンが買うと思ってんのかな……。なんか不適切なキャッチコピーとか報告できたほうがいい気はするんだよな。これは表現の自由とかじゃなくて商取引上の問題として。

こちらからは以上です。

ブログエンジンのことを考えてる

n回目。

静的サイトジェネレータ(以下SSG)はおおよそ正しいが、しかしただ記事書いただけでサイト全体をビルドするのどう考えてもアホというか、しかし実際秒でビルドできるなら考えるのを放棄して秒でビルドする、という戦略もそんなに間違ってはないとは思う。

が、それでもやっぱりアホだと思う。

ブログは動的な部分と静的な部分がある。静的な部分だけ静的生成して動的な部分は動的なままにする、というやり方は、SSG でもたとえばコメント欄などでそうしてる。が、コメント欄以外も別に動的でいい。たとえば最新記事5件のリンクみたいな本文に付随する動的な情報まで静的生成で全ページに組み込むのはアホだと思っている。最新記事5件のリンクは本文に関係ない情報なんだから検索エンジンから見えなくても問題ない。こんなのはクライアントサイドインクルードでよろしい。

大変なのはあるキーワードを持つページの一覧とかだが、別にこういうのだけサーバ立ててやったらええがな、と思う。検索はサーバ立ててやればいい。
ごく個人的には、キーワードはどうせつけなくなるからいらないと思っている。面倒。ツイッターですらハッシュタグをつけるのが面倒。

次の記事、前の記事へのリンクくらいは実際ほしいが、ビルドのときに前後記事も一緒に更新すればいい。最大3件分ビルドするだけ。これでいいじゃんと思っている。

もちろんブログのテーマを書き換えたら全ビルドが必要とか、そういうものから逃れられないが、テーマ書き換えは式年遷宮みたいなものだから別にそんときはそんときで全ビルドすればよろしい。

が、なんかそういうフットワークの軽いSSGっていまのところみたことがないし、やってる人も知らない。自分でやるしかないのか……と思うが、まあやればいいのでやるか……となっている。

SPA の普及でかつての ajax ブームのとき以上にクライアントサイドインクルードが当たり前になった割に、SSR or SSG みたいな両極端なユースケースしかなく、うーん、なんかなーと思っている。全ビルドは高速化の仕組みが発達したりはしてるんだけど、持続可能な仕組みとは思えない。

実際 Jekyll は重すぎて無理、みたいな話も聞くし、だからこそ高速な Hugo などが出てきたのだと思う、が、Hugo であっても件数が増大したときに1記事書くたびに全ビルドするのが割と馬鹿にならなかったりするんじゃないかという疑いはある。
1日1記事書くと3年で1000件を超える。10年毎日書いていれば3600件以上の蓄積がある。さすがにこれくらいのボリュームの過去ログがあると Hugo でもパフォーマンスに影響が出るという話は目にしている。

さいわいこのブログはせいぜい数百件程度なので大したことはないし、1000件超える頃には別のソリューションが出ているだろう。が、Wordpress はそうやって10年デファクトとして使われ続けたわけで、10年使われることを想像したほうがいい。言っちゃ悪いが Jekyll が出てきたときの SSG は10年どころか1年後すら見えてなかったと思う。なんならその手の課題は MovableType の頃からあるからね。

ブログこうして続けてるんだからはてなブログでいいじゃんとも思うんだけど、はてなブログの10年後はわからないので、10年後の自分のためにブログエンジンを組むことをそろそろはじめたいと思っている。

こちらからは以上です。