無知の知という思考停止

もちろんよくわかってないことをわかったつもりでいることはとても危険なのは言うまでもないのだけど、わかってないことを自覚できないことについてわかったような気になってしまうことを回避するのはとても難しい。

けれども、それが難しいからといって、「わからないほうに倒しておけばよい」という結論もまた危険だと思っている。それって、わからないことをわからないままにすることと何が違うんだろうか。

わからないことがあったとして、自分の中でどこまでわかってどこからわからないのか自覚することは重要で、自分が今なにがわかっていなくてその先の理解が及ばないのか理解することが無知の知なんじゃないかと思っている。

知らない方に倒しておくほうが賢いと思っているのならそれは無知の愚なんじゃないのって思うのだ。